ユーザーが見たゴルフ用具
このページは、ボールやウエアなどのゴルフ用品を消費者の立場から評価しようという、ユーザーの投稿によって成立する企画です。

 プロゴルファーはさぞかし高価なクラブを使っていると思っている諸氏、私は調べました。皆さんのほうが、よほど高級な道具を使っています。
その違いは、プロはさまざまな道具を比較して、最も自分に適したクラブを選択していることに尽きます。
 最近は試打ができるプロショップが増えています。そのような店は値段が気に食わない場合が多いようです。自分で部品を組み合わせてゴルフクラブを作っているマニアックな友人がいます。注文どおりに造って7千円で売ってくれます。

 メーカーは、開発費として何種類もの鋳型を作り、テストを重ねるなどの研究のコストと、宣伝費用を償却するために、せいぜい原価1万円の製品を1本9万円というような値段をつけます。それはそれでやむを得ない価格なのですが、自分のスイングに適しているかどうかは別問題でしょう。

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 ◆ 見つけたい!自分に合ったドライバー

 ぼくがゴルフを始めたころは、キャデーバッグを肩に早朝駅へ歩く人は珍しかった。自動車があれば歩くまでもないのだが、当時としては若造が自家用車を買える時代ではなく、ゴルフ場の予約も簡単ではなかった。
 最初に買ったドライバーはパーシモンに重いスチールシャフト。種類も限られていた。知り合いの、個人経営で木を削って手作りのクラブを作る店で買ったのだが、初心者でもあって滅多にまっすぐに飛ばない。練習場でも会心の当たりの感触が得られない。会社の上司が使っているスポルディングを練習場で借りて使ったときの、スポンと弾くような軽い打感は実に衝撃的だった。
 前記の店の主人が「いい材料が手に入ったから、造りましょうか」との話に乗って、竹の合板で作った嵩反発のドライバーを買った.確かに距離は伸びたような気はするものの、アメリカ製のクラブの感触には程遠かった。

 次のクラブは、シャフトを掌に合わせた形に変形したブラッシー。但しこれはルール違反だから、練習用として購入したもの。シャフトが軟らかいからヘッドを利かした打感が気に入ったので注文した。この頃にはシャフトがアルミ製のものや、スチールのつなぎがなくて軽量の製品も発売されるようになった。トータル・ウエイトが百匁を切る道具は、ヘッドスピードを向上させ、飛距離も伸びる。未だ科学的な設計は初歩的段階であり、ウエイト・バランスなど重さにこだわった時代でもあった。
次に手に入れたのが、「ハンマーパンチ」と称する製品で、フェイスから反対側まで一本の金属が埋め込まれ、重心が集中する設計である。昭和50年頃だったが、今の理論からすると幼稚な考えで造っていた。パーシモンはこれが私の最後のクラブとなった。

 中空のメタルヘッドが出現した。最初に買ったのがマルマンの「ダンガン」だった。ヘッドのサイズが小ぶりで、いかにも重力が集中する感じがする。若い時代よりも飛距離が出るようになったのは、トータル・ウエイトの軽量化に負うところが大きい。
その次に買ったのは、プラスティックのヘッド「エナ」で、43.5インチの長尺だった。今ではこの長さは長尺とは言わないぐらい、材質が向上して振り切れるようになったいる。当たったときの音は鈍く、手に伝わる感触も今ひとつだ。6万円の定価で買ったのも悔やまれる。

 チタン・フェイスが出たので飛びついた。この時代にはグラスファイバーのシャフト、カーボン・シャフトなども特別に高価ではなくなり、スチールは姿を消してカラフルなシャフトになっていた。長い棒切れの先で球を叩く感じではなく、縄の先に取り付けた重りがボールに衝突する感覚でスイングが楽になってきた。3年前にはミズノ300Eというチタンのデカヘッドに変わった。スイート・スポットが大きく、当たり損ないがそこそこいい場所まで飛んでくれるという優れもの。それでも最近はゼクシオが良さそうだとか、周囲の友人の持ち物に色目を使っている。

 ◆ ユーティリティ クラブ

横山明仁プロがユーティリティ クラブ「ロイヤルコレクションTRC」について、テレビ出演し、アマの試打を指導している番組がありました。

 これまでの常識は、フェアウェイ・ウッドを使う場面はフェアウェイ。ラフやバンカーはアイアンを使うものと決めていましたが、距離のあるラフやバンカーでも楽に使えるクラブとしての紹介でした。

 200ヤード、強めのアゲインストの風という状況で、4人のアマ・ゲストに、女性はフェアウェイから、アベレージの人にはクロスバンカーと、ラフから、HCP3のベテランは隣ホールのラフから高い木越えに狙わせての撮影です。

 シチュエーションが決まっていますから、使用番手はそれぞれの力量で異なるのです。この製品はロフトが14度から2度刻みで26度まで、7種類が用意されているので、200ヤード先のグリーンを狙うように、女性は14度、上級者は20度というように使用クラブを選びます。

 あまり綺麗ではないフォームのラフからの人と、バンカーからの人は、共にスンナリとオン。女性もまあまあの所に付けます。ベテランはグリーンの見えない深いラフから高い木越えで、高い球筋に打って、グリーン左にこぼしましたが、再挑戦では左奥に止まる会心のリカバリーです。

 撮影ですから、何度もダメを出しての上での結果か、スイングと落下地点のカメラが別の球を写したのかと疑いたくなる飛距離です。

 出演者は「軽く振り抜けている」との評です。

 見た感じ、ヘッドは小ぶり、ソールには2本のキャビティ・レールがある。すべる設計だそうです。

定価が、¥43,000と、シャフトを落として¥38,000の2種類です。

 私の持っているU7番は、キャリーで140です。ロイヤルコレクションTRCを使ったことのある方、または、ほかのユーティリティ クラブの使用経験を教えてください。

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