iいま、1年半でコンピュータの価格性能比が2倍になると、設定しましょう。そうすると、
3年で4倍
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(2×2) |
6年で16倍
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(2×2×2×2) |
となり、およそ「5年で10倍」と考えてよいでしょう。したがって、5年前の100億円のコンピュータ関連の設備は現在10億円の新事業収入と等しくなってしまいます。5年前の企業は100億円の設備投資負担を十分に回収して利益を出さなければ、5年後の新興企業に負けてしまいます。そのほかにも人件費など高齢化して若い人を雇える新しい企業の方が有利となるでしょう。こういう風に考えるのがゲームの理論的な発想なのです。
(参考:逢沢明『ゲーム理論トレーニング』あなたの頭を「勝負頭脳」に切り換える)
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